SECAMは、アナログカラーテレビジョン放送の方式であり、フランス語でSéquentiel couleur à mémoire(順次式カラーメモリ)の略称である。
PALと同様の目的で開発されたSECAMだが、用いられている技術は違っている(また、比較して劣っているとよく言われている)。R-Y信号とB-Y信号を走査線毎に切り替えて送信を行い、1走査線分を記憶して2走査線毎にカラーを再現する。これは垂直方向のカラー解像度がPALやNTSCに比較して半分になることを意味する。R-Y信号およびB-Y信号はそれぞれ振幅の変化が周波数の変化として表され、周波数変調されている。
SECAMカラー信号が走査線毎に切替えて伝送されるためには切替え識別信号が必要となるが、この基準信号が垂直帰線期間に挿入されるSECAM-V,水平帰線期間へ挿入されるSECAM-Hが存在する。 NTSCやPALのような振幅変調によるカラー信号の伝送と比較すると、モノクロテレビジョン放送方式への後方互換性を考慮した周波数インターリーブがなされておらず、モノクロテレビジョン受像機での受信時には、主に解像度の高い部分への妨害が画面上に検知される。
