平らな版の上に化学的にインクの付く部分と付かない部分を作り出し、インクを画線部に乗せて、紙に転写する方式。実際にはゴム胴などで中間転写される。
現代日本の出版物は、多くが平版印刷で刷られている。凸版や凹版と違い、刷版上の画像が反転していないので間違いなどを見つけやすい。また高速、大量の印刷に適している。日本において平版印刷が普及した理由として写真植字があげられる。写真植字による版下作成はその後工程として製版フィルム化(集版)が不可欠であり、この工程を経る限り平版印刷が最適であるからである。カラー印刷は殆どすべてこの方式である。一般的にはオフセット印刷と同義で理解されているが、オフセットとは紙と版が直接触れないという意味であり、凸版のオフセットなどもあり、平版印刷と言うのが正しい。
