新たな医薬品の開発には長い期間(数年)と巨額の費用(数十億から数百億円)を必要とするほか、製品化できないリスクも他の業界に比べて高い。また、新薬の特許は原則的に20年で切れるため、常に新たな医薬品の研究・開発が必要である。このため、医薬品業界は世界的に再編が進み、世界的な超大手企業に集約されつつある。日本でも例外ではなく、医薬品メーカーの再編が進んでいる。
期間の切れた特許で作られた医薬品は後発医薬品(ジェネリック医薬品)と呼ばれ、後発品専門の医薬品メーカーも存在する。既に先発メーカーで実績のある成分で、新たな投資が少なくて済むため、先発品よりもコストが安い。とりわけ日本で問題となっている医療費の削減には、後発品使用の拡大が有効であるといわれている。一方で、ジェネリック医薬品の多用により、新薬開発メーカーにとって、開発費が集められなくなる懸念が新薬メーカーにもたれている。
